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春先の不調

[2021.03.30]

今年は桜の時期も早く、ここしばらくで気温もグングン上がって春爛漫のお天気ですね。
何だか心が浮き立つような春ですが、季節の変わり目の不調に見舞われやすい時期でもあります。

 

≪春先の不調≫

頭痛やめまい感、睡眠の不調(過度に眠いor眠れない)、怠い、ぼうっとするなど現れる症状は様々です。

身体の側の要因としては、冬モードだった身体が春の暖かさに応じた身体にギアチェンジする際、特に自律神経系のアンバランスさが生じやすくなります。

自律神経について

気候の変化、身体の変化(梅雨時の不調について)

 

気温、気圧、日照時間などがめまぐるしく変化するこの季節には、気象によって体調が大きく左右されます。
誰しもカラッと晴れた天気の良い日は好調となり、どんより雨模様の日には身体も気持ちも重だるくなるといった経験はあるかと思います。
高気圧は身体を活性化させ、低気圧は身体の水分バランスの変化や血管の拡張を通じて頭痛や倦怠感をもたらします。
「気象医学」や「気象病」といった概念もあるほどです。

また、卒業や進学、転勤など自分や家族の身の回りの環境が大きく変化する時期でもあり、それがストレスとなって不調につながることもあります。

 

≪予防・緩和のために≫

こういった不調の予防や緩和のためには、十分な睡眠、バランスのよい食生活、適度な運動などを心がけましょう。
いずれも自律神経や気分を整えるのにとても役に立ちます。

 

≪お日様を浴びて活動しましょう≫

春分を過ぎ、夏に向けて日照時間が延びるこの時期。
しっかり日光を浴びて活動することで、脳内で働く神経伝達物質の分泌が高まります。

花粉症の症状が強いような場合はなかなか難しいかもしれませんが、抗アレルギー薬でしっかりコントロールする、減感作療法を試してみる(この時期からですと効果が期待できるのは来シーズン以降となりますが…)などして、できれば屋外での活動ができるとよいですね。

外出が難しい場合、朝起きてカーテンを開けた窓際で光を浴びる時間を持つようにしましょう。
毎朝決まった時間に光を浴びることで体内時計のスイッチが入り、睡眠・覚醒のリズムが整ってきます。

 

だるい、やる気が出ないといった時に行動を起こすのはなかなか難しいかもしれませんが、あまり長く活動休止が続くのも好ましくありません。
適度な休養をとって充電したうえで、とりあえず身体を軽く動かしてみるのは行動療法的な視点でも理にかなっています。

「気分転換」という言葉がありますが、気分を気合で何とかしようとするのは難しくても、気分転換にまず行動を起こしてみるとそれによって心地よさやさっぱりした気分が生まれてきます。

必ずしも負荷の高い運動でなくても、景色を眺めたり春の風を感じたりしながら近所をお散歩してみてはいかがでしょうか。
ぜひ試してみてくださいね。

 

 

ワテラス広場の桜

夜はライトアップ

イルミネーションも桜色に衣替え

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