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≪2023シーズン≫インフルエンザ流行中~予防接種にはもう遅い??

[2023.10.10]

新型コロナ感染症の拡大開始以来、インフルエンザとの同時流行が起こるのではないか(ツインデミック)と懸念されてきました。

 

産業医の役割として、企業での「(安全)衛生委員会」で健康や衛生に関するお話をすることを「衛生講話」と言います。
インフルエンザのことは秋~冬にかけての衛生講話の定番!
コロナ禍以降、毎年この「ツインデミック」の可能性について注意喚起してきましたが、幸いにというか空振りというか…昨シーズンまではその心配が杞憂に終わっていました。
流行しなかったのは結果オーライですが、まるで「インフルエンザ『来る来る』詐欺」のように思われていたかもしれません。

それが、今シーズンは打って変わって早い時期から流行が始まっています。
海外との人の行き来が増えた影響もあるでしょうが、やはり大きいのは多くの人がマスクを着用しなくなったことだと考えられます。

例年、インフルエンザのワクチンが入荷して接種が始まるのがこの時期。
患者さん方、特に中高生からは「学校で流行っている」「学級(学校)閉鎖」になったなどと報告を受けています。

 

さて、過去にない早期の流行の立ち上がりのなか、予防接種はどうしたらいいでしょう?

「私はもうかかったから、今シーズンは接種しなくてもいいのでは?」
「既に流行っているからもう遅いでしょう?」

いいえ、これから冬場に向けてさらに流行が拡大する可能性があります。
加えて、新型コロナウイルスと同様にインフルエンザも再感染がありえます。
A型B型と違う型で2回目の感染もあれば、ウイルスの種類が多様なA型ではA型に2回かかるということもあるかもしれません。
この先、春頃までは流行の懸念がありますので予防接種を検討しておきましょう(特に受験生やそのご家族は念入りな対策を!)。

 

また、新型コロナウイルス感染症も「第9波」はピークアウトしたものの、寒くなると再度増加の懸念があります。
※ちなみに、前回の「第8波」から「第9波」までの間は2か月間ほどでした

https://corona.go.jp/various-data/
(内閣官房ホームページ:国内の新型コロナウイルス感染症定点当たり報告数推移データ)

新型コロナウイルスワクチンに関しては、この秋からの公費接種が再開されています。
東京都の大規模集団接種会場(都庁)では「予約なし接種」も可能です(記載時点での情報)。
ちなみに、在住者だけでなく都内へ通勤・通学の方でも受けられます!

早めの予約をお勧めしますが、今日なら、今週なら、と思い立った時に足を運ぶこともできますね。
まだの方や迷っている方は、以下の情報をチェックしてみてください。

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/coronavaccine/index.html
(東京都新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト)

https://www.tokyovaccine-rsv.metro.tokyo.lg.jp/pages/gu202202.html
(東京都新型コロナウイルスワクチン大規模接種予約システムポータルサイト)


 

≪当院でのインフルエンザ予防接種について≫


当院でも今月よりご希望の患者様への接種を開始しています。
(かかりつけ以外の方もお受けいただけます)

昨シーズン同様、添加物としてチメロサール(エチル水銀)を含まない「水銀フリー」ワクチンです。

※ 過去にチメロサールを含有するワクチン接種の副反応としての腫れや赤み、痛みが強かった方
※ 添加物としてのチメロサールを避けたい方

へお勧めしています。
国内ではまだ製造量が少なく、取り扱いのない医療機関も多いワクチンです。
ご希望の方はどうぞお問い合わせください。

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