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閃輝暗点と片頭痛

[2019.07.03]

閃輝暗点(せんきあんてん)と読みます。

 

片頭痛の前兆として知られている症状です。数年前に私(院長)も初めて経験しました。
こんな形の視界の揺れと言うか歪みと言うか…何とも言えないものが視野に現れて、20分ほど続きます。

 

閃輝暗点

 

5月半ばのある日、久しぶりに出現しました。これで人生のうちたぶん3回目くらいです。
もちろん症状が出ている間は文字が読みづらいなどの支障がありますし、「この後片頭痛が起こったら困るなあ」と、やっかいに感じているのですが…。
一方で、「出た出た~この感じ!」との何とも言えない懐かしさを感じたり、普段経験できないことを経験できている興味深さというか…「本当に教科書通りだものねえ」などと冷静に観察してみてあれこれ考えたり、一時的であれば心配のない症状だとわかっているだけに、どこか面白がっているような自分もいます。

 

私の場合、たいてい視野の右側に出現して、ちらちら動きながらだんだん視界の外に去っていきます。
その後に片頭痛が来ることもあれば、そうでないこともあります。
とりあえず保冷剤で一所懸命に首やこめかみの辺りを冷やす応急処置をして、頭痛が来ないで済むとほっと一息です。

 

片頭痛は、専門的には脳神経外科や神経内科、お子さんでは小児科の頭痛外来などで診療している病気です。

頭痛とストレスとは関連が大きいことから、心療内科領域でも筋緊張性頭痛や片頭痛の症状をお持ちの患者さんから相談を受ける機会は頻繁にあります。
特に片頭痛は女性では月経周期とも深く関係しており、女性外来でもよくみられる頭痛でした。

片頭痛には、女性ホルモンの変化の他にもいくつか誘因があります。

例えば睡眠については、睡眠不足、睡眠の取りすぎ双方が誘因となります。また、天候の変化(低気圧の接近など)、空腹、疲労、特定の食べ物なども関係します。
ストレスとの関連で言うと、精神的な緊張がほっと緩んだ時に、脳内の血管が拡張して痛みの原因となる物質が放出され、片頭痛発作が起こるとされています。

 

今回、私自身の閃輝暗点は、まさにかなり気を張った状態からふーぅっと気が抜けた時に出現しました。しかもその前の数日間、いただき物のチョコレートをたくさん食べ、チーズとナッツもかなり食べていました!

それ以来、チョコ×チーズ×ナッツの摂取が過剰になりすぎないように少し意識しています。
ただし、チョコレートはカカオ分の高いいわゆる高級な部類に入るもの(今回はたまたまのいただき物でした)は関係しますが、普通のミルクチョコレートなどはそこまでの影響はないようです。

 

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時期を同じくして同級生の医師からも、「気圧の変動が激しくて眠い、今日は片頭痛日和だった」との近況を聞いて、「この時期は要注意よね」とお互い慰めあったのでした。

東京では5月半ば頃に高気圧と低気圧の交替が激しく、「身体が振り回されるような」自律神経の乱れが起こりやすかったように思います。
私自身は、暴風やゲリラ豪雨のような雨風の前などに、頭が上に搾り上げられるような頭痛が起こる日が数日ありました。

この「気候と身体の変化との関係」については、また機会を改めて書こうと思っています。

 

梅雨入り以降の6月下旬~今月に入ってからは、気圧が低く湿度も高い気候が続いていますね。先週から今週にかけては梅雨前線が停滞しています。
豪雨に見舞われている九州地方の様子は本当に心配です。

身体が重く感じる、浮腫みやすくなる、など、気候と同じように身体も湿気って重怠くなる不調が起こりやすい時期です。
季節の変わり目にどうぞ養生くださいね。

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