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また勉強会の話ですが

[2018.07.04]

 

お題はADHDの治療について。
日本で一番多く患者さんを診療をなさっているのではないかというドクターのご講演ということもあり、ぜひお話を伺ってみたいと思い出席してきました。

平日夜の勉強会だったこともあり、半分、疲れた…眠い…と思いながら会場に向かったのですが、登壇された先生はとてもエネルギッシュ!
勢いのある語りに引き込まれ、1時間ほどの講演があっという間に感じられました。

そんなパワフルな先生。とても気さくなお人柄で、講演終了後の質問に気軽に答えてくださったりと持ち帰るものが多く、行ってよかったなと思える勉強会でした。

昨今は本邦で処方できるADHDの治療薬の種類が増えてきて、不注意や過集中、衝動性といった症状の個別性に応じた使い分けができるかどうかが肝となっています。
とはいっても、合併している症状の有無や副作用の個人差、実際に服用してみての変化など、様々な要素を考慮して治療を進める必要があるのが難しいところです。

もちろん、日常・社会生活の障害の度合いが軽い場合は心理社会的治療が優先されますし、薬物治療の前にできることはたくさんあります。
そもそもの薬物治療の適応や導入のタイミング、細かな臨床上の注意点など、経験豊富な先生からお話をうかがうことができて、まるで宝箱のようでした。

ADHDに限ったことではありませんが、診断や治療がまとまった形となるにはまだまだ発展途上の分野では、教科書のような書籍が世に出てきた頃にはすでに内容が古くなっている…なんてこともあります。
現在進行形で臨床経験を積み重ねておられる先生の知見は本当に貴重です。

 

 

早すぎる梅雨明けに最速で夏バテしそうな7月。
梅雨時の過ごし方、なんてテーマで更新しようかと思っていましたが(産業医として衛生講話をする際に、この時期よく取り上げる話題なのです)、あっという間に梅雨が明けてしまったのでまた勉強会の話題を書いてみました。

次は…夏バテの話題、でしょうか。

 

淡路公園の白いアジサイ
(カラフルなアジサイが多いなか、真っ白でこんもりした花姿もいいなと思って梅雨の晴れ間に撮影したもの)

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